秋川流域ジオの会

チーム・変革

私たちは、地球の成り立ちや郷土の歴史、自然等に興味を持ち、学習や研究をする社会教育市民団体です。あきる野市に拠点をを置き、広く周辺から集まった会員(現在55名)で構成されています。入会希望の方は、お問い合わせのページからメールしてください。
年会費¥2,000です。(会費納入は事務局から連絡致します。)

秋川流域ジオの会の会則

 (会の名称)
第1条 本会の名称を「秋川流域ジオの会」とします。
 
(会の目的)
第2条 本会は、秋川・平井川流域の地質資源、自然環境と生物、歴史・文化遺産等について学習・研鑽します。また、その素晴らしさを広く一般市民や子どもたちに伝えることを目的として活動します。
 
(会の所在地・事務所)
第3条 本会の事務所を(会長または事務局長の住所)に置きます。
 
(会の活動内容)
第4条 本会は上記の目的を達成するために次のような活動を行います。
 ①秋川・平井川流域の地質資源、自然環境と生物、歴史・文化遺産についての学習
 ②秋川・平井川流域の地質やジオサイトについての調査・研究
 ③秋川・平井川流域の地質資源、自然環境と生物、歴史・文化遺産のすばらしさを広く市民に伝える ためのガイドツアーや講演会・研究発表会の開催。出版物の発行
 ④学習、調査・研究の成果を会報等で発表
 ⑤市民文化祭や産業祭などにおける出店や展示
 ⑥流域三自治体が進める“広域エコツーリズムの推進による地域活性化”という方針に対する、ガイドグループとしての連携・協力
 ⑦近隣小中学校や児童館、教育サークルなどに対する出張授業や講師派遣、体験学習プログラムの提供などの協力
 ⑧教育委員会などが主催する生涯学習機会に対する講師派遣、体験学習プログラムの提供などの協力
 ⑨日本ジオパークネットワークや他地域のジオパーク、ジオパークを目指す組織などとの連携・協力
 ⑩大学や地学研究者、地学研究団体との連携・協力
 ⑪他地域の地質やジオサイトについて学ぶための巡検 

 (会員)
第5条 本会は上記の目的と活動内容に賛同し、入会申込書を提出した会員で構成します。

 (会費)
第6条 会員は会費を納めます。会費は年額2000円とします。ただし、18才以下は無料とします。
また、会計年度は1月1日から12月31日とします。

(活動資金)
第7条 本会の活動経費は、会費、ガイドツアーや講演会の参加費、補助金、寄付金及びその他の収入をもってこれに充てます。
 
 (役員)
第8条 本会に、会長1名、副会長若干名、事務局若干名、監査2名を置きます。
第9条 上記の役員は全会員の中から総会で選出します。
第10条 役員の任期は2年間とします。
 
(事務局会)
第11条 第8条に定める役員のうち、会長、副会長、事務局で事務局会を構成します。副会長の内1名を事務局長とします。
第12条 月に一度、及び必要に応じて事務局会を行います。事務局会の日時や場所については別途定めます。事務局会では、全体会における議題の整理と事務作業を行います。
 
(事務局会の仕事)
第13条 事務局会は以下の仕事を行います。
①教育委員会社会教育課、文化団体連盟、公共施設などへの必要な団体登録
②会議室・研修室などの予約 
③外部講師、新聞社などとの渉外
④機関会議の議題整理と司会・運営 
⑤会議資料の作成
⑥議事録の作成
⑦会計 ⑧会費の徴収
⑨宣伝物の作成 ⑩ホームページの作成と更新
⑪社会福祉協議会のボランティア保険加入手続き 
⑫イベント保険加入手続き
⑬通信の作成と発送 
⑭参加者名簿管理
⑮会員名簿管理 ⑯その他
 
 (機関会議)
第14条 本会は月に一度、全体会を行います。全体会の日時や場所については別途定めます。
 
(総会)
第15条 年に一度総会を開催します。総会では、活動報告、活動方針、収支報告、予算、役員体制などについて話し合います。
 
第16条 総会は会員の過半数をもって成立します。
 
第17条 総会の議長は、役員以外の会員から選出します。
 
 (ガイドツアー)
第18条 ガイドツアーは、全体会でその年に行う回数やそれぞれの時期、ツアーを行う地域、だいたいのコースとテーマを決めます。
第19条 ガイドツアーの具体的な運営方法については別途定めます。
 
(会則の変更)
第20条 本会則の改正は、会員の発議により、総会において、総会出席者の過半数の賛成がある場合に改正することができます。
 
 (その他)
第21条 本会則に定めの無い事項については、別途これを定めます。
 
附則 本会則は2019年4月1日から施行します。

組織の変革

秋川流域ジオの会は、あきりゅうジオの会の遺産を引き継いで発足しました。あきりゅうジオの会での活動概要は以下の通りです。

あきりゅうジオの会の3年間を振り返って 2019年3月12日 あきりゅうジオの会役員会
 
 秋川流域ジオパーク構想推進会議ジオガイド部会としてのあきりゅうジオの会はこの3月末日をもって使命を終えることになりました。今後の、新組織による活動のための教訓とするために、この3年間をざっと振り返ってみたいと思います。
 
2016年度
あきりゅうジオの会は、2016年6月14日の全体会で事務局から会則案が提案され、全体の承認を受けて発足しました。当初会員数は34名(その後2016年度末で36名)でした。
この年は、はじめてのツアーとなるため事前に会員向けツアーを行って練習し、その経験をもとに市民向けツアーを実施しました。年度後半の実質4か月の間に2回ずつのツアーを行うのは大変なことでしたが、計10回のガイドツアーで延べ136名の参加者があり、うち会員以外の一般参加は50名でした。この頃は「ジオ」がまだ浸透しておらず、参加申し込みが募集人数に満たないこともありました。
この年の現地下見や会員向けツアーで2件の事故が発生してしまいました。このため、ツアーの安全管理と事故時の対処方策をまとめたマニュアル「ガイドツアーを事故なく運営するための安全対策について」を作成しました。
あきりゅうジオの会が主催する公開ジオ講座はこの年の7月12日全体会からスタートしました。以来毎回30名を超える聴講者があり、日本列島や秋川流域の自然誌に関心を寄せる市民の学習の場として重大な役割を果たしました。この年の7月以降2018年10月までに登壇してくださった講師は、登壇してくださった順に青谷知己氏(推進会議委員・2回)、高木秀雄氏(早稲田大学教育・総合科学学術院教授・2回)、竹内英二氏(推進会議委員・3回)、長田敏明氏(推進会議代表・3回)、内山孝男氏(伊奈石の会代表)、清水長生氏(駒澤大学講師・A班研究発表の助っ人として)、柴田伊織氏(文化庁記念物副技官)、神野賢二氏(東京裏山ベース代表)、有馬貴之氏(推進会議委員)、角田清美氏(青梅市文化財保護指導員)、青木正博氏(産総研名誉リサーチャー)、高橋雅紀氏(産総研地質情報研究部門研究主幹)、宮下敦氏(成蹊大学理工学部教授)、パブロ・アパリシオ氏(森林レンジャーあきる野)、福嶋徹氏(Geo wonder企画「むさしの化石塾」代表)の、延べ21回で15名に及びました。
各班による研究発表は、2017年の1月にA班が他に先駆けて取り組み、翌年度以降、各班は、神谷マンガン鉱山跡、檜原風穴、黒瀬川帯、大荷田礫層、羽生渓谷の地形地質、戸倉八王子古道、三内川の地質と石版石、五日市町層群の化石、秋留台地の形成史と地下水、台地と人の営み、などの学習と発表に取り組み、各担当地域について理解を深めました。
2016年4月に秋川渓谷戸倉体験研修センター(戸倉しろやまテラス)が開校し、秋川流域ジオ情報室が開室したことは画期的な出来事でした。ジオ情報室の展示環境と展示物は青谷・長田両識見者と、後にジオの会会員となるジオ講座受講生の手作りで作成され、開室以後もジオ室勤務者と会員の工夫によって季節ごとの変化や改善が加えられています。収蔵資料を死蔵させないための学術的な調査研究のための利用や、施設を利用した体験学習イベントにおける組織的な協力体制が今後の課題となります。
 
2017年度
 会員の年齢層が高すぎることは会の将来に影を落としていました。そこで、ガイドツアー参加者アンケートに記名してくださった参加者や情報提供希望者に宛てて「あきりゅうジオの会へのお誘い」と題したお手紙を送り、改善を図りました。
「秋川流域ジオサイトマップ」しか配布できる宣伝物が無い状態を改善するために、新パンフレットを作成するためのプロジェクトを立ち上げ、約1年がかりで「秋流ジオの不思議探検」が出来ました。「不思議探検」は後に改訂されてジオ情報室やガイドツアー参加者に配布され、また、流域市町村の公共施設にも置かれています。マンガ・イラスト入りの平易な内容なので、学校教育でも利用されるよう働きかけたいものです。
秋川流域ジオパーク構想推進会議のホームページは、作られてからまったく更新されていませんでしたが、従来からあったフェイスブックサイトをHPのトップページに移動し、フェイスブックへのタイムリーな投稿によって必要な情報をアップするという改良が行われました。
 ジオ講座とガイドツアーのラインナップを伝えるチラシを発行するようになったことも2017年度の大きな前進でした。
 ガイドツアーは、各班が年度前半に1回、後半に1回の2回ずつ、計10回行い、各回とも盛況で計171名の一般参加がありました。開催を知らせる市町村広報の発行後、たいして日を置かずに定員が埋まる状況となり、リピーターも増えました。またこの年は、遺漏なく準備を整えるために「ガイドツアーチェックリスト」を作成しました。
2017年度のジオ講座では、年間を通したテーマとして「第四紀」を系統的に学びました。
2018年2月27日、ジオの会として初めての管外視察研修会を行い、秩父ジオパーク内のジオサイトを案内していただくことで自身のガイド技術の向上に役立てました。
 
2018年度
 高齢による退会が相次ぎ年度当初の会員数は27名となりました。高齢化の問題は新組織にも引き継がれてしまう根本的な組織問題であり、新組織では会員を増やすことで改善を図らなければなりません。
 ガイドツアーは、班員減のため春のツアーを行えない班があったため計9回行い、一般参加は156名でした。参加者が流域住民に限られ、広がりの無い状態を改善するために、どの班も募集期間を長くして抽選で参加者を決めました。これによりホームページやチラシを見てツアーのことを知った遠距離地域からの参加がありました。
2018年度のジオ講座では、年間を通したテーマとして「付加体」を学びました。また、青谷友己氏を講師に2回のフィールド学習会を行いました。現地の露頭を見、岩に触れて理解することはジオ学習の基本であり、今後もこうした巡検の機会を多くつくっていきたいものです。
2019年3月5日に開催した筑波山地域ジオパーク視察研修会では、現地認定ガイドの方たちと交流することができ、また、久田健一郎先生の懇切なレクチャーによって筑波山地域の地史を知ることができました。
『多摩のあゆみ 171号』「特集:奥多摩の山々にみる地球史」が秋川流域の自然史を取り上げたことはジオ情報室の開室と並ぶ画期的な出来事で、これにより流域のジオ資源の豊かさやその魅力に関心を寄せる市民が一気に増加しました。

 以上のほか、C班が毎年の日の出町産業祭で取り組んだジオ展示や体験教室、東京都山岳連盟自然保護委員会.にジオの会が協力して行った4回のガイドツアー、五日市アートスタジオに集う若手版画家たちが秋川流域の石灰岩を版材に、秋川流域の岩石や土を顔料に使って行った石版画展示会なども含めて、私たちあきりゅうジオの会の活動は、わずか2年半の短期間とは思えないほどに濃密であり、多くの成果をもたらしました。
私たちが発掘し展開した秋川流域のジオ資源とその活用方策は、流域三市町村が今後すすめる「持続可能なツーリズムの推進による地域活性化」においても重要なツールの一つになるはずです。行政側としても、この2年半の私たちの活動の成果を無にせず、今後の地域づくりに生かす方策を考えるべきだと思います。私たちも、新組織の中でそれを応援したいと思います。
 
会員の皆さん、たいへんお疲れさまでした。そして、これからもジオを楽しみましょう!